[コラム] 社団法人加藤永江教育研究所 代表理事 加藤永江

発達障害児と暮らす日々
LD(学習障害)ADHD(発達障害)

「イギリスのボーディングスクールと日本の学校は、そんなに違うの?」

学習障害(Learning Disabilities, LD)や発達障害(ADHD,ADD,自閉症スペクトラム)のあるお子様についてお悩みを抱えられている保護者の方は近年増え続けています。日本ではまだまだ認識の間違いが多い学習障害(LD)、ADHD,ADDなどの発達障害など、日本ではハンディキャップと捉えられてしまうことであっても、海外では特殊な才能を持つ子供として認められ欧米諸国の有名校をはじめ世界中の学校が積極的な受け入れプログラムを用意しております。支援教師のクオリティも日本の学校に比べ懇切丁寧に教えてもらえます。また昨今は情緒面に不安を抱えるお子さん・適応障害をお持ちのお子さんも多くおられます。英語でパストラルケアと呼ばれる心に不安を抱えるお子さんに対して、そのケアはとても有益です。その様なケアを勉学、運動、心のケアを兼ねて支えてくれるまた、身体的に多少のハンディを持っていたとしても、主治医の許可があり、学校が責任を持てると判断した場合には受け入れが可能なボーディングスクールも沢山存在します。特にイギリスのボーディングスクールの支援システムをご存知ない方は驚かれる事でしょう。

日本では、まだまだ認識の薄い発達障害児の海外留学ですが、何故(社)加藤永江教育研究所では海外留学、特にイギリスの全寮制ボーディングを推奨していると思われる方々も多いと思います。海外のボーディングスクールは国内の学校と比べ,何もかもが違います。筆者が今まで沢山の保護者の方々から受けた質問や日本とイギリスやその他欧米諸国の違いを記載します。

「イギリスのボーディングスクールは、何が違うのでしょう?」

そして、発達障害児の受け入れ校は100校以上もあり、健常児と同じく、また支援も充実しており、その支援は日本の支援教育とは比べものになりません。子供であっても、日本の学校の様な「支援級」という括りで教育をうけるのではなく健常児と変わらず授業を受けます。支援を必要としている生徒さんにとってもやはり、子供なりのプライドはあるものです。

「日本の学校で感じる不安」

差別を感じることなく必要な支援を受ける必要があるお子さんは支援を受けられるその環境は結果として自己肯定に繋がり、後々のお子さんの将来設計に役に立ってくれます。また、未成年の時から様々な国のクラスメートやルームメイト達の交わりの中で、お子さん達は強くなっていきます。
例えば日本の不登校児の人数は年々増加しています。当研究所でも不登校に悩まれてご相談に来られる保護者の方が多いのですが、検査をしてみると、約五分の一の確率で何らかの障害が認められます。それは勉学や人間関係という壁にぶつかり、お子さんにとって、その症状は様々ですが結果不登校に繋がるケースが多いのも事実です。
筆者が学生だった頃にはなかった用語で最も今問題になっているのが不登校。明らかに、理由がハッキリと理解できるイジメなども、もちろん不登校児の中に含まれるでしう。ですが影には発達障害が原因だったり、情緒面が余りにも繊細過ぎて不登校に繋がるケースも多いということも認識するべきです。
また、保護者の方々の、お子さんに対する対応も変化しています。心配しすぎて過干渉になってしまうケースも多々拝見してきました。親であれば、誰もがお子さんの自立を1番望むものです。ですが、その願いの一方で、いつまでもお子さんに対して構ってしまう。構ってあげないとお子さんは生活できないという気持ちは、当然理解できますが、夢中になりすぎてしまうので、お子さんの自立の芽生えのチャンスも失う事になります。
「可愛い子には旅をさせよ」、有名なクラーク博士の言葉「少年よ、大志を抱け!boys to be ambitious!」発達障害児の、その7割は男子です。これは事実です。
時代は変わり、保護者の方々の考えにも変化が生まれました。親は子供にお金を残すのではなく、教育費を財産として子供に残したいと思われるのです。

筆者も発達障害を抱える子供の母親です。。。

生物学的に筆者も含め150才まで、お子さんの将来を心配し続けるのは無理です。 それならば、早い段階で対応しましょう。筆者の経験を少し述べます。長男は既に思春期になりましたが、幸か不幸か筆者は発達障害の専門医です。当然ながら長男が幼稚園の頃から恐らく某障害の可能性は否定できないと思っていました。筆者には既に成人の長女がおりますが、その成長の過程はまるで違うものでした。WISC発達心理検査は5歳から受けられます。当研究所でも受けられます。ですが、語彙力に限度がある5歳時よりも小学生の中学年くらいの方が数値は正しいものになるので辛抱して待ってました。

「筆者のとった行動!?」

その代わりに筆者の取った行動は、6才から夏休みの間1か月海外にUMサービスという、航空会社のサービスを使って言葉の通り旅、1人で海外に行かせました。小学4年まで続けました。連絡を取ろうとも思っていましたが、行かせた以上は学校の方々にお世話になるのだから、余程の事があれば連絡が先方から来る筈と、初年度は心配しましたが筆者も仕事があります。筆者が人様の保護者の方々に過干渉は自立の妨げになると話をしているのですから、同様に長男に対しても同じ対応をしました。今になり、振り返れば4年生の頃には1か月の筆者の夏休みがもらえる、毎日の朝晩の戦争がなくなると、それはそれで我が儘ですが、空気を自由に吸える感覚があったと思います。ほぼ毎週何かの理由で学校、もしくは同級生の保護者の方々に謝罪をしていましたから、疲れ果てていたのも影響していたのかも知れません。

発達障害児との生活は毎日ドタバタ生活が続きます。筆者の長男の場合は、たかが採血で5人の看護師に抑えられながら。。。歯医者では逐一何をされているのか歯科医に聞くので、傍にいながら「看護師さん可哀想」「ここの歯科医次回予約断られるかな」などと考えていました。小学3年の確か、2学期くらいだったと記憶していますが、やっとWISCを行いました。結果はビンゴでした。驚きもしませんでしたが、やはりどう対応するかは考えました。
褒めて育てるのが理想像なのは誰にでも分かることです。でもそれが出来ないのです。1年に数回会う長男の祖父などは「面白い子供」という解釈です。ですが、毎日の生活では面白いという言葉とは無縁です。褒める内容も探しましたがどうしても、見つからないのが本当のところだったと思います。

「そして結果は?」

さて、筆者が6歳の子供1人で海外に毎年行かせて結果はどうなったかというと英語の塾には行ったことはありませんが、英語は流暢に話します。
毎月の英語塾の塾代に比べたら安いです。そして最も良かったのは本人が学校の先生、筆者に怒られることもなく海外で自由に学び水泳を覚え、また、ここが1番大事なのですがサバイバーになったことです。日本でいうところの「根性」と経済的な部分は抜きにしても同年齢の男子生徒を見ても「自立」には苦労しないだろうと思います。将来どの道に進むかは本人が決めれば良い事です。出来る事、出来ない事は理解してる様に見えるので筆者の親としての役目も、まだまだ終了には至りませんが、怒ることは少なくなりました。

今思えば、理屈は理解できていても職場からの帰路の足取りはとても重く感情的になってはいけないと分かりつつ押さえられない日々が続いていました。
筆者の母には「6歳になったばかりの子供を1人で海外!?」と、かなり叱責されましたが長男の祖母が将来設計をしてくれることは有り得ません。可愛いと頭を撫でるだけです。今では思い切って行動に出して良かったと思います。また、子供の英語の吸収力の速さには驚かされます。筆者が英語を学んだ時は苦労しました。英語を勉強と捉えていたからだと思います。
ですが、子供は違います。友達になりたいから、遊びたいから。。その理由は様々ですが英語を勉強として捉えていないのと、羞恥心もまだそんなに芽生えていなかったせいもあるのでしょうが、その分何も気にせず「英語を話さないと遊んでくれない」になるのだと思いました。

それでは、何時くらいからイギリス留学をしたら良いのでしょうか?イギリス留学の節目は中学一年生だと思います。
様々な理由で渡英するイギリス留学は上記の様にとてもメリットのある教育システムと環境だと思います。
ですが、小学校6年生くらいから英語を話せることになることは、必須条件になります。当研究所では様々な発達障害児を対象とした学習支援を弊所、または御遠方にお住まいの方はスカイプで授業を行います。楽しく学ぶことを目標に指導をしています。また授業中に、お子さんには分からないようにカウンセリングも行っています。

「筆者の結論として。。。」

まだ思春期に入るか入らないかのお子さんを海外のボーディングスクールに在籍させるのは、お子さんよりもむしろ保護者の方々の勇気と決断が必要となります。ですが、今は成人でも英語力が必要とされている時代になりました。英語は世界の共通語です。お子さんに多言語を本場で学ばせるということは、自己肯定にも繋がりまた、英語を話し、書き、読めるということは、お子さんの近い将来の武器に必ずなると信じ、日々精進しています。

筆者について

加藤永江 社団法人加藤永江教育研究所代表理事 東北大学 医学部卒業 アメリカに留学の際に初めて発達障害学習障害の存在を知る事になる。帰国後 中央大学通信課程で発達心理学を学ぶ。イギリスやその他欧米諸国での支援教育と、差別のなさ、そして日本の支援の違いに驚愕し、イギリス留学やスイス留学の支援を始める。

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