今回は、どの発達障害、また学習障害を抱えておられる方々へのご家庭でも出来るサポートの仕方です。最初に1番大事な事は「的確に意思表示をする」事です。御経験がある方々も多いと存じますが、お子さんのお話が余り伝わってこないと思う保護者の方々は多いと思います。そのようなお子さん達には選択肢をあげては如何でしょうか?効果的なサポートを幾つか例を記載致します。①お子さんが何かの質問内容が理解出来ていない場合は詳しく、またなるべく分かりやすい表現で理解させる事。②にお子さん達が上手く御自身の意志が示せない場合は選択肢をあげる。例えばカードか何かで1,ご飯2,お風呂など選択肢を上げる事によってお子さん達は「こっち」と意思表示ができます。③は選択肢から消去法で残ったものを選ばせる事です。例えば「カレー 焼きそば、ハンバーグの中から、食べたくないものはどれ?」といった感じです。重要なので選んだり、あるいは自分の意志が分からないお子さん達に、無理に決めさせない事です。そして選択肢を示す聞き方、消去法の聞き方は段階的に支援の手を抜き、自ら意志表示が出来るように促してあげます。話は変わりますが子供にも大人にも、其々が皆社会の中にいます。そうして意思表示が必要な場合は幾らでも出てきます。当研究所は未成年の方々、また児童のお子さん達に限定しているので今回はお子様達に際して記載をします。前述の様に幾つかの選択肢から適したものを選ぶ機会も沢山出てくることでしょう。そうしたときに、意思表示が上手くできないお子さん達がいます。自分の意見や希望があるのにそれを言葉で表現できないケースもあれば、それを自分の明確な意思がなく、選んだり、決めたりするすること自体が出来ないケースもあります。その状態が続くと控えめな性格と思われ、大きな問題にはなりませんが、いつもはっきり言わないまま、うやむやにしていると集団生活では次第に存在を軽視されていく場合があります。ですので日頃からご家庭内でも意思表示をはっきりさせる事が大事なのです。またこれは対極の話になってしまいますが追求しすぎない配慮も大事でお子さん達が自分の意志を伝えたいのに上手く伝えたいのに上手くいかない時も多々あるかと思います。「言いたくない、決められない」などの類です。そういう時は、それを尊重させて下さい。必要に応じて支援の手を差し伸べる事が大事だと思います