まもなくやって来る新学期、4月は進学や進級で新しい学校、新しい学級になったり担任や教科担任、友達関係も変わり子どもたちを取り巻く環境が大きく変化する時期です。
特に環境の変化に順応することが苦手な発達障害のお子さんにとってはいつも以上に不安定になる季節でもあります。
また学習障害を抱えるお子さんの中にはそれまでは親御さんや先生方の助けを借りて何とか授業に付いて行っていたのが小学校高学年あるいは中学に進級し授業のスピードが上がり内容も複雑になるに従い全く付いて行けなくなることが多々あります。
その時になって初めて専門家による検査等を受けて学習障害であることがわかるお子さんも多くいます。
このように新しい学年になった4月、5月は学習や生活面での躓きが見えて来る時期です。このような躓きが5月の大型連休明けの不登校に繋がらないよう学校の先生方と親御さんが連携を取りながら困難を抱えるお子さんがそれぞれの状況に合った支援を受けられることが望まれます。