AP資格とは

個性を伸ばす教育を主眼としたアメリカでは、それぞれの教育機関の独立性も日本に比べはるかに高くなっています。同じ学年であっても、学校が違えば教える内容もまったく違うものであることもしばしばです。また、中等教育までは、それぞれの学校で違うシステムを採用しているので、大学入学のために、全国共通のテスト(SATやACT)を行ない、生徒の学力を測っています。

  • SAT Scholastic Aptitude Test の略
  • ACT  American College Test の略
  • APとは Advanced Placement のことです。

今や進学を希望する高校生の間では、APをいくつとったか、結果はどうだったかということが日常の話題になっています。色々な科目にAPのテストがあります。日本語もAPの対象になりました。アメリカの高校では同じ科目でもいくつかのレベルを授業として実施しています。

例えば、数学であれば

  • Calculus, Honor
  • Calculus, AP Calculus
  • AB、BC

といった具合です。これらは日本的にいうと全部微積分のクラスですが、成績・能力によってこれらから選択する(学校が指定する)ことになります。APがついたものが Advanced Placement 用であり、それらの授業を終了すると APテストを受けることが出来ます。(終了しなくても先生が OK すれば受けられます)APは、大学1年生レベルの内容です。APは5段階評価で5が一番良い成績です。
大学によって違いますが、4か5の点数を取ると大学のある一定の授業単位を修得したとみなされパスすることが出来ます。
すなわち早く難しいコースや専門コースに進むことが出来ます。 また、十分に単位を取れば、早く大学を卒業することもできます。
このためアメリカの高校生は必死になってAPを取得しようとします。(大学卒業単位には、AP に加え、夏休みなどに大学で開催されるサマースクールで取得した単位も加算されます。ただし、AP科目により大学で単位が認められない場合もあります。)

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