首都圏では毎年1月後半から2月初めにかけて中学受験のピークを迎えます。
そんな中、首都圏の国私立中学約300校のうち今年度入試は125校が何らかの形で英語入試を実施したそうです。
2014年度はわずか15校だったのでこの5年で約8倍に増えたことになります。
また英語入試を実施している学校のうち約2~3割の学校が国語や算数といった複数教科ではなく英語1教科だけで受験可能となっているとのことです。
英語の難易度は英検4級(中学中級程度)から2級(高校卒業程度)、準1級(程大学中級程度)までと学校によって開きがあります。
中学受験で英検準1級から2級レベルを求められるとなると小学校で「外国語活動」の授業で習う英語だけではとても追いつかない帰国生並みのハイレベルな内容になります。
2020年度からは小学校5、6年生で英語が正式教科となる予定なので中学受験で英語入試が採用される動きは今後も広がって行くと考えられます。
海外留学で習得する英語と受験英語とは少し違いますが例えばサマースクールに行ったお子さんが「もっと英語が出来るようになりたい」と思い帰国後、英語により関心を持ち積極的に取り組むようになったというのはよく聞く話でありそれこそがサマースクールに参加することの意義のひとつでもあるわけです。
受験のためだけに英語を勉強するのではなく「英語が出来るようになればもっと楽しい」という気持ちを持つことも大切だと考えます。